膝の疾患


変形性膝関節症

自動車のタイヤがすり減っていくように、関節軟骨や半月板も歳をとるに従ってすり減ってきます。歩くときには膝の内側の関節のほうが外側よりも負担が大きいため、内側の関節軟骨がよりダメージを受けます。

さらにO脚だと内側にかかる負担はより大きくなります。関節軟骨がすり減って、骨に直接体重がかかるようになると徐々に骨が変形してきます。これが変形性膝関節症という病気です。

膝関節半月板損傷

膝関節は大腿骨と脛骨の間に関節面を形成しています。スポーツ中に膝をひねったり、あるいは日常生活のなかでもつまずいたり、正座やしゃがみこみから急に立ち上がる際や、あるいは階段より転落してひねったりすることでも、大腿骨と脛骨の間に半月板がはさまれて損傷します。円板状半月板は、はっきりとした原因がないのに損傷することもあります。

膝前十字靭帯損傷

膝関節の中のほぼ中央にあり大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を支える靭帯であり、主として脛骨が前方にずれるのを防ぐ役割をしている重要な靭帯です。このためこの靭帯が損傷された状態では脛骨が前方にずれやすく膝関節の不安定性が見られるようになります。

プラトー骨折

脛骨プラトー骨折の ”プラトー(plateau)” とは英語で「高原」を意味していて、すねの骨である脛骨の関節面をあたかも高地に広がった平原に見立てた専門用語です。若い人では交通事故や高所からの転落などの大きな外力で骨折し、またお年寄りでは普通に転んだだけの小さな外力で「プラトー」が折れて陥没したり、段差を生じたりします。

なぜこの部位が「プラトー」と呼ばれて特別扱いされているかといえば、膝の関節で体重をうける部分であり、うまく治療できないと体重を支えることや、膝をスムーズに動かすことが難しくなるからです。