深部静脈血栓症
血栓とは血管の中にできる血のかたまりのことです。血管には動脈と静脈があります。主に血栓症として知られているものは、動脈が詰まることにより起こるもので、つまった動脈よりさきの血流が悪くなり障害を起こすものです。
深部静脈血栓症は、比較的深いところの小さな静脈にできた血栓が次第に大きくなり、血管からはがれ血流にのって心臓を通り、 肺の動脈につまってしまった状態を肺血栓塞栓症(肺梗塞)といいます。
関節リウマチ
関節リウマチとは、関節の炎症がもたらす痛みや腫れ、変形を特徴とする病気です。また初期の頃には微熱やだるさ、食欲不振などもみられます。炎症をそのままにしておくと、関節の骨や軟骨が破壊され変形を来し、日常生活に支障を来すこととなります。
ロコモティブシンドローム
骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害のために、移動機能の低下をきたしている状態を「ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome、略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」と言います。運動器とは、①身体を支える骨、②曲がりや衝撃を吸収する関節軟骨や椎間板(ついかんばん)、③身体を動かしたり制動する筋肉や神経系の3つで構成されており、人の健康を支えている根幹です。ロコモとは加齢や生活習慣により、このいずれかもしくは複数に障害が起こることで、歩行や日常生活になんらかの障害をきたしている状態です。