臨床検査科について
迅速で正確な検査を心がけています
臨床検査科では、患者さんの診断に必要な各種検査を行っています。血液検査や尿検査、心電図、超音波検査など、精度の高い検査を通じて、患者さんの状態を正確に把握します。
その検査結果に基づき、医師が治療方針を決定し、患者さんの回復に向けて適切な対応を行います。迅速で正確な検査結果を届けられるよう、常に新しい検査技術の習得に努め、質の高い技術と知識で検査を行えるよう努めています。
業務体制
臨床検査技師4名体制で、精度の高い検査情報の迅速な提供に努めています。
各検査について
生化学検査
血液中の糖成分、酵素、無機物などを定量するものです。採血された血液の遠心分離をし、血清(上清)を用いて検査を行います。 2010年12月に生化学自動分析装置を導入し、特殊検査以外を院内で行えるようになりました。
血液検査
血液中には、白血球・赤血球・血小板があり、これらの細胞を測定し、炎症の有無や貧血・出血傾向などの病態の把握に用いられます。
凝固検査
血液中には、出血を止める働き(凝固)と一度固まった血液を溶かす働き(線溶)があり、これらの働きを検査しています。血液が固まりにくくするお薬を服用されている場合、この検査によってお薬の効果を見て、服用量のコントロールをすることがあります。
免疫検査
手術時に必要なウイルス感染症検査を行います。2015年10月に全自動免疫測定装置を導入しました。
一般検査
試験紙法による尿中の糖や蛋白の検査、有形成分(尿沈渣)の検査を行います。
輸血検査
人工関節手術など出血が予測されるが待機できる手術に際して、患者さんの血液をあらかじめ貯めて、手術時に輸血をする自己血輸血の保管・管理や同種血輸血の際の適合試験を行います。
生理検査
心電図検査・呼吸機能検査、人工関節手術の際に重要な静脈血栓症を調べる下肢静脈エコー検査、血圧脈波検査(ABI 検査)、誘発筋電図検査などを行います。